「僕らはそれに抵抗できない」感想

この本を読んで、スマホの無料ゲームをやめました。

この本では、企業がどうやって私たちの意識をアプリに向けさせているのかが良くわかる本です。

最初のプロローグから引き込まれてしまいました。
スティーブジョブズと薬物の売人との共通点が書かれています。

スティーブジョブズやIT企業のトップたちは、子供たちにiPadなどのデジタル機器に全く触れさせていなかったのです。
まさに売人が自分の薬物に手を出さないのと同じ、デジタルデバイスの危険性を彼らはそれほど認識していたのです。

知識を持っているだけで、この場面に出会ったときに、ハマらず脱出することができるはずです。

スマホ、SNSがどれだけ危険で遠ざけるべきか気がつかせてくれます。

目次

行動嗜癖とは何か?

「嗜癖とは、害があり、それなしでいることが難しくなった体験に、みずから強く執着すること。物質の摂取をともなわずとも、強い心理欲求を短期的に満たし、その一方で長期的には深刻なダメージを引き起こす行動に抵抗できないとき、それを行動嗜癖とよぶ」

この行動嗜癖と薬物乱用の反応は同じであることがわかっています。これくらい行動嗜癖は危険なのです。

これにはドーパミンが関係しています。

ドーパミンが出ると心地よい状態になります。ただし、ドーパミンは同じ行動を続けると、少しずつドーパミンの生成量が少なくなっていきます。人は、ドーパミンが減ることで、もとの強いドーパミンが出ていた状態を求めてしまいます。これが依存を担っていきます。

行動→ドーパミン→快楽→ドーパミン薄れる→行動→2回目以降はドーパミン減少→より強い行動をする→依存症

これって、youtubeを永遠と見てしまうが同じです。

「好き」と「欲しい」は違う

好きだけでは依存症とは言えないのです。やめたいと持っていても欲しいと思ってしまうことが依存症です。ほしいという欲求はとても強いのです。

だから、youtubeやインスタグラムを見るのをやめたいと思っても、見てしまうのです。見たいと思う脳の反応です。

人を操る6つのテクニック

企業はこれらのテクニックの研究を日々続けています。

本書では、6つのテクニックを紹介しています。

  • 目的
  • フィードバック
  • 進歩の実感
  • 難易度のエスカレート
  • クリフハンガー
  • 社会相互作用

今回はポイントを絞って紹介します。

フィードバック

人も動物も確実な報酬よりもランダムな報酬はランダムを好みます。報酬が確定していない方が、ドーパミンがたくさん出るのです。

人間以外にも備わっている原始的な機能ということは注目すべき点です。

パチンコやスロットが良い例です。常に勝つわけではないが、たまに勝った時の喜び(ドーパミンの放出)が忘れられなくなるのです。ゲームだとガチャが該当します。

ガチャで興奮した場合、フィードバックの特性を利用されていると思ってください。

クリフハンガー・ツァイガルニク効果

クリフハンガーとは、海外ドラマよく使われていて、各話の最後に、主人公が絶体絶命になったり、次の展開に関係ある人物だけ登場したり、結末を示さないまま終わるものです。

ツァイガルニク効果とは、人間は完了した体験よりも、完了していない体験の方に、心を奪われる現象です。

クリフハンガーはまさにツァイガルニク効果を狙ったものです。

netflix、amazon primeが使っているドラマの次のエピソードの自動再生は、クリフハンガーでおあわったドラマを、次を見ないと判断させる前に次の話を流してしまいます。そのため、人々は一気にドラマを見てしますのです。

社会相互作用

人は自分自身を高く評価する一方で、人は否定的なフィードバックに対して過敏になる傾向がある。

これは、インスタグラムにアップする写真を何度も撮り直して自分をよく見せようとする行動が当てはまります。実際は他の人が自分を気にしていないことも気が付かずに。

インスタグラムの「いいね」は承認欲求を満たすものです。これに囚われた人は、いいねがついていないか何回も確認することで、多くの時間をインスタに奪われています。

対処法

予防はできるだけ早く実施すべきです。

  • 自己決定理論、内的動機付けを利用します。
    自分で「変えたい」と思う気持ちが大切です。
  • 避けたいものを心理的、物理的に遠ざける
    「誘惑に対峙して勝とうとするようりもそもそも誘惑の対象と向きあわないでいる方が、依存症に陥りにくい。」
    アプリを消したりする方法が一番良いです。
  • 紛らわせる
    「習慣のちから」では、習慣は、合図→儀式(行動)→報酬でできている。紛らわせるのは、この行動の部分を変更する。
    悪い習慣から良い習慣に定着するには、ばらつきがあり、数週間から数ヶ月かかることがあります。
    習慣の作り方は、スタンフォードの自分を変える教室を参考にするのも良いと思います。この方は、習慣の作り方を解説している本で、対処法と同じことがより詳しく書かれています。

対処法に関しては、こちらの本がより実践のための手法が書かれています。

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