私は会社用のノートPCとMacBookで、ディスプレイとキーボードと電源をUSB Type-Cのハブで共有しています。
このメリットは、ハブとパソコンを繋ぐUSBを繋ぎかえることで、接続している電源を含めて、デバイスをつなぎかえることができることです。

USB Type-Cのハブはいろんな企業から出ています。種類も豊富で比較するのも大変です。
今回は、バッテリーやイヤホンで有名なAnkerに絞って、ハブを選ぶポイントを紹介していきます。
- ハブ選びのポイント
- AnkerのUSB Type-Cハブの選び方
パソコンとハブの接続部
直挿し(Directシリーズ)とケーブルタイプの2種類があります。
- MacBookのみの場合は、直挿し(Directシリーズ)
- 他のPCでも使用する場合は、ケーブルタイプ
直挿し(Directシリーズ)
2つのUSB Type-Cが並んでいるタイプです。
これはMacBook専用です。
このタイプを差し込めるパソコンがMacBook以外にありません。
良いところは、MacBookとハブが合体するような形になるので、場所をとりません。


ケーブル経由
MacBook以外でも使用する可能性がある場合はどのパソコンでも接続できる点が便利です。
私は会社のパソコンと私物のMacBookがあるので、このタイプを購入しています。

コネクタの種類
ハブは様々な種類のポートと接続できます。自分に必要なポートが有るか確認してください。
必要なコネクタが揃ったハブを選択することがハブ選びのいちばん重要なポイントです。
- 使用するコネクタがあること
- USB−AとUSB Type-Cのポート数は、必要な分よりも多いものを選ぶ
必ず、ポート数は必要な数よりも多くしてください。
買った時点でいっぱいだと、別のデバイスをつけたくなったときにつけることができません。
使うときに外すのは、一手間かかるというところで必ず不便に感じるようになります。
USB Type-C
一番注意が必要です。
なぜなら、USB Type-Cといえ、転送速度や充電や画像出力など、いろんな機能が備わっています。
さらに、同じ端子でもすべての機能が備わっているわけではありません。
ハブにどのタイプの端子がついているのか確認してください。
PD対応
PD(PowerDelivery)とは、最大100Wまでの受給電が可能となるUSBの規格です。
これに対応していると、USB Type-Cからパソコンに給電することができます。
購入するハブの給電容量に気をつけてください。規格上は100Wですが、実際の給電量はハブによって違います。
購入時に必ずチェックしてください。
ハブの給電容量をチェックしてください。接続するパソコンに必要な電力容量が確保できるか確認が必要!
接続するパソコンのUSB Type-Cが給電タイプか確認が必要!
映像出力対応
最近では、USB Tyep-C端子を備えるディスプレイが増えてきました。
ハブのUSB Tyep-Cが映像出力に対応していない場合があります。
USB Tyep-C端子を備えるディスプレイを持っている場合は、
USB Tyep-Cが映像出力に対応しているか確認が必要!
接続するパソコンのUSB Type-Cが映像出力対応か確認が必要!
データ転送速度
転送速度も注意が必要です。5Gbpsや10Gbpsのケースがあります。
使用する予定の外付けのディスクの転送速度に合わせて、選択してください。
規格 | 転送速度(Gb/s) |
---|---|
USB 3.1 Gen.1 | 5 |
USB 3.1 Gen.2 | 10 |
データ転送対応か確認してください。
PD給電用のポートの場合はデータ転送はできません。
USB Type-A
これは、もう長らく使っているお馴染みの規格だと思います。
転送速度が早いUSB3.0がついていることが多いです。
現状、使う予定のポートよりも最低1つ多いハブを選択してください。
HDMI
接続するディスプレイの解像度に合っているかを確認してください。
基本は4K、8K対応のどちらかの場合が多いです。
イーサネットポート
有線LANでインターネットに接続したい人が対象となります。
普通のパソコンはイーサネットポートがついているので、MacBookでない限りは必要でないです。
Wifi接続が当たり前になった現在では、基本的にイーサネットポートが必要ないです。
私もイーサネットポートがないハブを購入しました。
ただし、今はちょっと後悔しています。
RaspberryPiをいじることが多くて、家のネットワークとは違うローカルのネットワーク環境で動かしたい時があります。
この時、ローカル用のルータを優先LAN同士で接続したい時があります。
SD・microSDカード
カメラを使っている人はあった方がいいです。
カメラから直接パソコンに繋げることもできますが、カメラが古くなって、対応するソフトがOSのバージョンアップ等で使えなくなって、SDカードを直接読み込む必要が出てくる場合があります。
実は、私がこのパターンに陥りました。
あと、RaspberryPiを使用することがあるので、OSの書き込みに使用しています。
電源部は別途必要
ハブに給電能力が備わっていますが、電源部が必要です。
電源は別途必要です!
Anker USB Tyep-Cハブのラインナップ
ここからが、Ankerのハブの紹介です。
自分が必要とする接続部分やコネクタを十分理解してから、必要なハブを選びましょう!
Ankerのハブだけでも多くの種類があります。
PowerExpand 6-in-1 10Gbpsハブ | PowerExpand 7-in-1 | PowerExpand Direct 7-in-2 | PowerExpand 8-in-1 | PowerExpand 8-in-1 10Gbps | PowerExpand Direct 8-in-2 | PowerExpand 11-in-1 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
接続部 | ケーブル経由 | ケーブル経由 | 直差しタイプ | ケーブル経由 | ケーブル経由 | 直差しタイプ | ケーブル経由 |
最大出力(PD給電) | 85W | 85W | 100W | 85W | 85W | 100W | 85W |
最大解像度(HDMI) | 4K (60Hz) | 4K (30Hz) | 4K (30Hz) | 2ポート 1つ使用:4K (60Hz) 2つ使用:4K (30Hz) | 4K (60Hz) | 4K (30Hz) | 4K (60Hz) |
データ転送速度 | 最大10Gbps | 最大5Gbps | 最大40Gbps | 最大5Gbps | 最大10Gbps | 最大40Gbps | 最大5Gbps |
Type Cポート数(データ用) | 0 | 1 | 2 ※ Thunderbolt:1ポート | 0 | 1 | 2 ※1つがThunderbolt | 0 |
Type Aポート数 | USB 3.1 Gen1:2ポート | USB 3.0:2ポート | USB 3.0:2ポート | USB 3.0:2ポート | USB 3.1 Gen1:2ポート | USB 3.0:2ポート | USB 3.0:2ポート USB 2.0:2ポート |
イーサネット | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 |
microSD / SDカード 転送速度 | SD:1slot | microSD:1slot SD:1slot | microSD:1slot SD:1slot | microSD:1slot SD:1slot | microSD:1slot SD:1slot | microSD:1slot SD:1slot | microSD:1slot SD:1slot |
その他 | 3.5mm オーディオジャック | Thunderboltは映像、データ、PD給電が可能 | Lightningオーディオポート | 3.5mm オーディオジャック DisplayPort |
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